相続への想い
相続は,親の子育ての「集大成」。
私の所属する相続アドバイザー協議会の野口先生の著書(相続は,譲る心と感謝の気持ち)にこう記載されていました。
親の生き様を相続し,財産をあてにする発想すらなく,相続争いとは無縁となるか。
親の財産をもらうのはあたりまえと,一歩も譲らず争族となってしまうか。結果得たお金は幸せをもたらすのか。
開業以来,数多の相続のご相談を受け,相続手続きのお手伝いをさせていただきました。
そんななか,冒頭の言葉を目にした瞬間,その言葉がやけに自分の腹に落ちてきました。
自分が相続を経験するときは,ほとんどが初めての体験です。ひょっとしたら,そういう状態では,上記のようななことは余計なお世話に聞こえるかもしれません。
しかし,私どもも、人の「死」によって始まる「相続」においては、財産という単なる「モノ」だけではなく、親愛なるご家族への「想い」や「生き様」も一緒に受け継がれていくべきだと考えております。
ご自身の想いを生前にきちんとまとめ、そのまとめ上げた「想い」をしっかりご家族に伝えることによって、「相続」がいわゆる「争族」になってしまうのを避けることが出来ると思うのです。技術や知識だけではありません。
技術や知識だけで作られた遺言が“争族”の元になってしまっては、元も子もありません。相続は,法律だけで解決した場合,結果,兄弟姉妹の縁が永久に切れるかもしれません。
また、死亡後の相続に関する手続は多岐にわたり、しかも煩雑なものが多く、かなりの負担が生じることもあります。そして、その面倒な手続を実際に行うのは、遺産を遺す方ではなく、遺産を受ける相続人です。
そのような経緯から、私どもは、遺産を遺す方にとっても遺産を受ける方にとっても、円満で円滑に相続手続きを実現するためのサポートを今まで以上にしっかりとしていきたいと考え、当法人の相続サポートに関するホームページを刷新しました。
まずは当法人にご相談いただき、私どもと先々の見通しを立て一緒に不安を解消していきませんか。
代表司法書士 岩切 康広